DOVIZIOSO20

ドヴィジオーゾとSUOMYの軌跡を辿るお話。

調子は良いが何かが足りない。そんな2019年前半でしたが、夏休み前のドイツで遂にドヴィジオーゾが爆発してしまいます。

DUCATIは他メーカーに比べ、ブレーキングとトップスピードに優れるが、コーナー中盤にやや難があり、今まではそのアドバンテージを最大限に生かして戦ってきた。

2015年にDUCATIの速い走らせ方に気付いたドヴィジオーゾは、コーナー中盤の旋回力アップに開発を注視すべき、日本のメーカーがトップスピードを改善した時が来たら負けると進言していた。

以降、テクニカルミーティングでは同じ弱点を指摘し続けてきたが改善策は無し。

ドイツで惨敗した後、4年も前から同じことを言っている。エアロダイナミクスに拘るのもいい加減にしてほしい。というようなことをパドックで発言してしまいました。

この後のテクニカルミーティングでドヴィジオーゾとチームマネージャーが開発の方向性で激しく対立し、物別れに終わったということが最近語られています。

気を取り直して挑んだ夏休み明けのチェコ。2018年は優勝した相性の良いサーキット。

マルケスの独走を許しましたが、2位。

向上の兆しは見えたということで、後半戦のスタートとしては合格点だったようです。

しかし、ドイツで戻ってきたSR-GPですが、また使えなくなってしまいました。

SUOMY側はサイズごとに公認申請し、全て指定の検査機関でテスト合格済みなのに、ドヴィジオーゾの分だけ公認されないのは不可解だとしています。

詳しいことはわかりませんので、憶測で意見は言えませんが、確かに不可解です。

因みにドヴィジオーゾのサイズはXSです。

何かと足枷が外れない2019年ですが、正念場となるオーストリアを迎えます。

ではまた、次回に続きます。

SUOMY HELMETS JAPAN

イタリアンレーシングヘルメット SUOMY(スオーミー)ジャパンオフィシャルサイト