2021 MotoGP カタルーニャ

毎年タイヤ選択に頭を悩ませるカタルーニャ。
タイヤコントロール以前にタイヤが機能する、しないで大きく明暗を分けました。

PECCOバニャイアはタイヤが機能しなかったライダーに当てはまります。

予選9位は十分に挽回可能な位置。序盤はタイヤコントロールに徹し、中盤以降から追い上げる作戦だったようですが、結局最後までタイヤは機能させられなかったようです。
結果は7位でチャンピオンシップは4位に後退。

バスティアニーニの前戦は不注意から不運が重なり、0ポイント。気を引き締めなおして予選17位から決勝は10位。
こちらはブレーキングは不安定でしたが、バイクはうまく加速させられたので、終盤に向けての追い上げに成功しました。

Moto2ブレガは肩の負傷で前戦は欠場。今回はフィジカル面の回復確認を兼ねて出走しましたが、まだ後半までもたないようです。チームメイトが好調ですが、焦らずしっかりと治してもらいたいです。
Moto3フェナーティは今回も終始トップグループ。Moto3ではベテランですから、他の若手とは違ったアプローチでグループに絡む走りが印象的でした。しかし、最終ラップにクラッシュ発生。これにより大きく順位を下げ、11位。チャンピオンシップは4位。

Moto3は不幸があったばかりなのに、今回の最終ラップ前はいただけない。誰かが故意にペースを落としたことで、集団は膨れ上がり、挙句多重クラッシュ。
FP、QPでやるのも良くないが、決勝でこれをやってしまうとは。
ライダーのずる賢さは小排気量の醍醐味の一つですが、最近の展開は違う。こんなことをする若いライダーには指導を与えてほしいと思います。

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