2023 MotoGP オーストラリア

毎年何かが起こるオーストラリアGP。
今年は日曜日の悪天候に備え、土曜日に決勝フルレース、日曜日にスプリントレースをすることになり、ラーダー及びチームは大忙しとなりました。
予想通りといいますか、予想以上に天候は荒れ、日曜日のスプリントレースはキャンセルとなりました。
ウィーク開始からスケジュール変更が発表されたので、PECCOバニャイアは1発タイムよりも、決勝タイヤでの連続走行に集中して予選はQ1から挑むことになりました。
Q1、Q2の1発タイムもまずまずでグリッドは最前列3位を確保。
スタートも落ち着いて終盤まで3位から5位を走行。厳しい状態なのかなと思いましたが、これは戦略で、タイヤに厳しいフィリップアイランドのコースを読んだ走りでした。
案の定トップ2人はタイヤを酷使しすぎて落ちてきたところを迷わずオーバーテイク。
同じようにタイヤをセーブしていたザルコには僅か及びませんでしたが、当面のライバルであるマルティンの前でフィニッシュしてポイント差を広げたことは大きな収穫だったと言えますし、チャンピオンの頭脳戦が光ったレースになりました。

MotoGP
フランチェスコ・PECCO・バニャイア RAC P2
難しい週末だったのでとても嬉しいです。順位を挽回してランキングトップでフィニッシュできました。ザルコも私も素晴らしい仕事をしタイヤをコントロールできていた。最終ラップで少しトラクションが逃げてしまい勝てなかったけどとても満足しています。
マルティンはソフトタイヤだったので、あのペースでは最後までもたないのはわかっていても、自分を抑えて一生懸命考えながら走らなければなりませんでした。
最初からレースペースを重視して走ったのは正解で、最終的には完璧だったと言えるでしょう。
ポイント差は27点ですが、物事は急激に変化する可能性があります。常に注意して、今何が起こっているのか理解して挑まなければなりません。残り4大会なので毎回上位でコンスタントに走ることが重要です。

次戦はタイGP

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