DOVIZIOSO15
ドヴィジオーゾとSUOMYの軌跡を辿るお話。
2018年は開幕戦優勝で幸先良いスタートと思いきや、今まで苦戦や不運が続いている、アルゼンチン、アメリカで順位を落とします。
順位は落としましたが、去年までと比べるとポイントは稼いで、ヨーロッパラウンドに突入です。
第4戦スペインはDUCATIの特性上、苦手なコースではありましたが、何とか好ペースを見つけ予選8位。
レースはいつものように徐々に追い上げますが、断トツのペースを持つマルケスに逃げられ、ロレンソ、ペドロサと2位争いに。
しかし終盤に差し掛かった頃、3人がそれぞれ小さなミスを犯し、なんと3人とも同時に転倒リタイアという起こってはいけない事態に。
第5戦フランスは気を取り直して、絶好調。ペース的にはマルケスと一騎打ちになる予感。
しかし絶好調が仇となったのか、何かのリズムが狂ったのか、トップを伺った5周目に単独転倒。
第6戦イタリアは前年優勝の舞台。期待は高まりましたが、終始ロレンソにリードされ、2位。久々の表彰台でしたが、全く喜べていませんでした。
第7戦バルセロナも前年優勝の舞台。FPから予選までマルケス、ロレンソと三つ巴の緊張感ある展開。タイムはほぼ互角、レースペースではドヴィジオーゾが若干有利かと思える内容。
しかし、また好調が仇になったか、ミスチョイスなのか、プレッシャーなのかまたもや単独転倒リタイア。
散々な序盤戦となりました。
実は第5戦フランスGPより、新レーシングヘルメットSR-GPの実戦テストが始まりました。
SR-GPは、フォルムデザイン完成までに210日間、新素材開発に930時間、そして風洞実験を経て実戦テストに踏み切りました。
ここから、ドヴィジオーゾとミーティングを重ね、本番仕様及び、販売仕様を固めていくことになります。
日本仕様の発売はまだ時間がかかっていますが、SUOMY社の研究が熱心すぎる点、日本仕様が厳格な点、パンデミックによる大規模な世界情勢の変化、が影響していることをご理解いただきたく思います。
ではまた、次回に続きます。
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