DOVIZIOSO16

ドヴィジオーゾとSUOMYの軌跡を辿るお話。

2018シーズン序盤で、ロレンソはDUCATI離脱が決定しましたが、2018年版の自分仕様マシンで好走します。

ドヴィジオーゾはプレッシャーから解き放たれたかと思いきや、ミスが続きポイントが重ねられません。

やっと2勝目を挙げたのが、夏休み後の第10戦チェコ。

珍しくと言っては大変失礼ですが、ポールポジション獲得。常にレースペースを意識して仕事を進めるドヴィジオーゾは、ポールポジションに拘りません。この日は拘った結果なのか、レースペースでもポールが取れたのか、どちらにしても強いドヴィジオーゾが帰ってきました。

レースはドヴィジオーゾ、マルケス、ロレンソ、ロッシの4台でトップグループを形成。レースのほとんどをドヴィジオーゾがリードする、これも珍しい展開。

最後ははロレンソに切り返しで入られるが、クロスラインで抜き返す。終始主導権を握って勝利したチェコでした。

続くオーストリアは得意中の得意。ポールこそ僅差でマルケスに譲りますが、レースペースはドヴィジオーゾに分があります。

レースはマルケス、ロレンソ、ドヴィジオーゾの三つ巴。ほぼグループの後方でレースを組み立てていたドヴィジオーゾはラスト10周を切った頃、いつものようにスパートに入ります。が、ロレンソにインに入られ大きくアウトにはらんでしまいます。ここで1秒以上差をつけられたのが計算違いだったようで、その差を詰めるためにタイヤを大きく消費することになりました。

最後にはロレンソ、マルケスもタイヤ消耗でペースが落ち、少し差は詰まりますが、追いつかず。

勝てる計算をしていただけに悔しい3位となりました。

次のイギリスも得意なだけに期待されましたが、豪雨の為中止。逆転のチャンスも削られてしまいました。

2016年のスタリオン以降、ドヴィジオーゾはスペシャルヘルメットを被りませんでしたが、オーストリアのウェットセッションで被りました。雨粒デザインでした。

ではまた、次回に続きます。


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