2021 MotoGP フランス

波乱はあると思っていましたが、結果は全く想像できませんでした。

スキル、冷静さ、諦めない心、積極的な姿勢、強運をPECCOバニャイアは持っていました。

目まぐるしく変わる天候と路面コンディション、フラッグtoフラッグ、そしてダブルロングラップペナルティ。MotoGPで初めて体験する数々のイレギュラーな事態をうまく乗り越え、予選16位から4位という素晴らしい結果を残しました。

ドライスタートとなった決勝は、1周目に19位と大きく出遅れ、集団に埋もれてペースもなかなか上がらず。次第に雨が激しく降りだし、レイン用のバイクに乗り換える為ピットに向かいますが、ピットレーンの速度違反により、2回のロングラップペナルティを課せられます。ペナルティも無難にこなした後、好リズムで周回を重ね、4位でフィニッシュ。

チャンピオンシップポイントは1点差で2位になってしまいましたが、予選順位を考えると上出来です。

バスティアニーニは初めてのウェットレースで、テストの意味合い強めで挑みました。

ウェットでの動きを掴むため、慎重に慎重に走り込みました。データと経験と共に貴重な2ポイント(14位)を得ることができました。

Moto2ブレガは5戦目にして13位完走、今季初ポイント。マシンへの理解が深まってきたようですが、タイヤ選択を誤ったことと、悪コンディションを攻略できず、ペースを上げることができませんでした。調子は上向きです。

Moto3フェナーティは10位フィニッシュでランキング4位。ウェットレースは大得意のフェナーティですが、路面は徐々にドライに。ドライに合わないセッティングに苦労しなが好タイムを刻むも、10位キープがやっとでした。

満足いかない結果ですが、チャンピオンシップを見据えた素晴らしいレースでした。

次戦は、ムジェロでイタリアGP。SUOMY及び、SUOMYパイロット全員の地元ですので期待が高まります。

SUOMY HELMETS JAPAN

イタリアンレーシングヘルメット SUOMY(スオーミー)ジャパンオフィシャルサイト